(1)想いの整理/立ち上げたいのはなぜ?

(1)想いの整理/立ち上げたいのはなぜ?

【1-1】自分の想いを改めて整理してみましょう

子どもの居場所づくりや子ども食堂を立ち上げたいと思っているのであれば、まずはなぜあなたがそう思うのかを考えてみましょう。立ち上げたい想いの根源はどこにあるのか、そしてその結果どのような未来が作られるのかを具体的に考えてみましょう。

居場所づくりや子ども食堂を始めることはそれほど難しいものではありません。勢いで始めることもできるでしょう。
しかし、一番難しいのは継続させることです。軌道に乗せるまでに頑張れる忍耐力と行動力、軌道に乗った後に訪れるモチベーションの倦怠。地域や周りの理解・スタッフとの意思疎通でのすれ違いなど時間の経過とともに訪れる変化が起こった時に心が折れそうになることもあります。そんなあなたを支えるのは『あなたの想い(活動の根源)』です。

『あなたの想い』は活動の根源そのものであり、折れない心となり活動の継続を支えるでしょう。

想いを整理する方法

何かを始める時に基本となるのは『誰に(ターゲット)』『何をして(手法)』『どうなるか(結果・目指すこと)』です。自分の身近にいる子どもや日本全国・世界の子どもなのか具体的にイメージしてみてください。あなたにお子さんがいるのであれば、お子さんの幸せを願うための行動でもいいでしょう。

子ども食堂を例に取ると、『誰に=町会の子どもたちに』『何をして=食事の提供』『どうなるか=健康で活発に過ごせる社会を作りたい』という形もあると思います。

『どうなるか』をそのままに、ターゲット部分の『誰に』を変えると手法も変わってきます。

『誰に=日本全国の子どもたちに』『何をして=子ども食堂の必要性を発信し』『どうなるか=健康で活発に過ごせる社会を作りたい』

となるかもしれません。誰がどうなって欲しいかを考えてみてください。学習支援がいいのか、子ども食堂がいいのか、その他にできるカタチがあるのか見えてくると思います。

折れない心のつくりかた

上記で整理した『誰に』『何をして』『どうなるか』には一つ重要なものが欠けています。
それは『誰が』ということです。『誰が』が加わることで一つの形が完成します。

誰が』『誰に』『何をして』『どうなるか

あなたが子どもの居場所づくりや子ども食堂をやる上で、あなたでなければならない理由はありませんか?
『誰が』というのはあなたがやる理由が隠れているのではないでしょうか?なにも考えていない人が突然子ども食堂を始めるとは思えません。

日頃から抱えている、もしくは昔から思っていたなどの想いがあなたを行動に駆り立てているのではないでしょうか?

難しく考えることはありません。あなたの想いに向き合うと少し見えてくるはずです。
興味軸からでも構いません。

  • 自分の住む地域が好きだから
  • 子どもに触れ合うことが好きだから

他には自分の環境によるものもあります。

  • 民生委員になったから自分にできる事をしたい
  • 自分に子どもができたから

様々な地域の課題が心の底にあるのかもしれません。

  • 自殺を減らしたい
  • 子どもの虐待を減らしたい

まとめ

すべての人がこの例に当てはまるわけではありませんが、子どもの居場所づくりも子ども食堂も営利目的で行うものではなく、地域の未来や子どもたちの将来への想いが詰まっているものと思います。なにかしら、あなたが行動する心のエネルギーが必ずあるはずです。

これは今後仲間を集める時や事業をもっと拡げようとした時などに聞かれることかもしれません。しっかりとこの想いに向き合い答えられれば、想いに共感した人が増えたり情報の拡散などに繋がります。

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